【デッドプール映画2】デッドプール「『運』なんて思いつくラリったコミック画家はきっと足が描けない奴だ!」
デッドプール「(ドミノについて)『運』だ?どこのコカインとマリファナでラリった変人コミック画家がそんな使い古しネタ思いつくんだ?きっと足が描けない奴だぜ!」
デッドプール原案者は「足が描けない」「キャップのおっぱい」で有名な話
デッドプール&ドミノ原案ロブ・ライフェルド氏は「絵が下手」で悪名高い。
「足が描けない」はもうほぼネタになってる、ライフェルド氏の代名詞。
「一番絵が下手なコミック画家」で検索すると…。
ちなみに、ライフェルド氏めちゃくちゃプライドが高い。
そんなことツイートすればさくっとブロックされるか、直接反論しに来る。
絵が下手なんて決して認めない、逆に「自分はすごい人気画家」と自慢連投が始まる。
(ファンとよくやりあってる…。そんな中デッドプール役ライアン・レイノルズさんはこのネタを映画に入れるに辺りライフェルド氏に電話して一応許可を伺ったとのこと)
なのでデッサン狂いで有名なこのキャップ絵も、当然、「ただキャップのおっぱい書いただけ」と反論。
Remember when you try to faux shame me. I drew this, I drew Cap Tits. pic.twitter.com/NlI4Uboku5
— robliefeld (@robertliefeld) September 17, 2019
ロブ・ライフェルド氏「お前らが俺を嘘で恥ずかしめようとしたの覚えてるか。俺はこれを描いたんだ、キャップのおっぱいを」
Of course I'm #teamcap. I didn't give him those big tits for nuthin....
— robliefeld (@robertliefeld) April 12, 2016
ロブ・ライフェルド氏「もちろん俺はチームキャップ。俺は伊達にキャップにあのデカイおっぱい描いたわけじゃないんだぜ…」
🔔アメコミ史における重要な事件
実はロブ・ライフェルド氏、ただ絵が下手ってわけじゃない。
90年代当時はアメコミはバブル期で本出せば飛ぶように売れ、
暴力とセックスで過激化。
男性キャラは1タイプしかなく、やたら鬱でニヒル。
女性キャラは極端にぼっきゅっぼんでほぼ裸の衣装。
でも本の中身は薄っぺらい。
という90年代アンチヒーローがやたら流行った時期なんだって。
90年代ハードコアデザインやアンチヒーロー流行筆頭が当時若手のデッドプール原案ロブ・ライフェルド氏。
まあ今では当時のやたらベルトとポーチなデザイン、黒歴史扱いなんですけど…。
でもこれが当時の画家さんたちの間では流行りだったらしい。
今では「ハードなものに憧れる尖がった青年期の恥ずかしい暴走」みたいな時期と言われてる。
90年代デザインの犠牲になるソー
In 1998 I created this Visual for Thor. Since then, it has been in EVERY list of worst super heroes designs of all time. Yay! 😁 pic.twitter.com/XaD1ZywCYG
— Mike Deodato, Jr. (@mikedeodato) March 8, 2020
マイク・デオダート氏「95年にデザインしたこのソーの外見、以来毎回『史上最悪ヒーローデザイン〇選』に載ってる。イェイ!😁」
(*98年は間違いだったと連結リプで訂正されてます)
ヴェノム誌作家ドニー・ケイツ氏「当然の如く俺はどちゃくそ好きなデザイン」
(*くどい90年代アメコミ育ちドニーは長髪エディが好き)
デオダート氏ファン「90年画家は皆残念なデザイン量産してたよ。そのポジティブさが残念さを凌駕してる」
「アハハ。あなたの作品大好きだよ、マイク。心から。でもチビTソーだけは"許せん"」
「仕方ないよ、90年代だったんだから。俺達皆あの頃は恥ずかしいことしたもんさ」
「完璧なる90年代の体現」
「(*アメコミ的に)クソが量産された時代だけど好きだよ」
「あなたのソー大好きでした、これは当時のファッションの被害者なだけ」
90年代デザインの犠牲になるスパイダーマン
1992年、画はエリック・ラーセン氏。
まあ現代から見ると、うん…どう見てもごちゃごちゃし過ぎなんですけど…。
(読みにくい時代…)
正統派ヒーローの復刻、キングダム・カム
当時から96年キングダム・カムと言うDCの著名作でも「大嫌いなデザイン」としてロブ・ライフェルド氏のキャラ(ケーブル)がオマージュされ、その流行は批判されてきました。
そんな中1996年ヒーローズ・リボーン、コケる
出せば売れる時代に、更にコミックスを売ろうとマーベルは設定リセットして新規読者に売り出そうとしました。社内からの不満も無視して当時人気のロブ・ライフェルドたちに制作を外注。
その結果、そのイベント【ヒーローズ・リボーン】がコケる。
アメコミのバブル期の終焉の引き金。
ライフェルド氏はこのキャップ誌をすぐさま取り上げられその後もすったもんだあったようなんですけど、この黒歴史が今でも深くアメコミファンの心に残ってるようで。
そうした歴史を経て、現代では、ロブ・ライフェルド氏の「キャップのおっぱい」と「足が描けない」「デッサン無茶苦茶」なことが、もうファンがつっこむお約束ネタになってしまったのです!
「足も描けない癖に」とまあ失礼なこと言うファンと、毎回過去の自分の人気っぷりを自画自賛して反論しに行くライフェルド氏のやりとりが、デッドプール界隈ツイッターではよく見られる風景で。
原作デッドプールファンはもう
「俺たちが好きなデッドプールを形作ったのはジョー・ケリーだ!お前のデッドプールじゃない!お前はデッドプール人気に関わってない、お前がデッドプールの人気は自分のおかげだと自慢すんな💢当時は人気あったか知らんがいつまで過去の栄光にすがってるんだ💢」
とうんざり気味な人が多いのです。
【デッドプール:ジ・エンド】でもネタにされる
最初からFFのフランクリンが新世界を構築したと言うヒーローズ・リボーンの設定を使ってる。
で、最後に。
娘「ヒーローズリボーンって何?」
デッドプール「なんのことかさっぱりだ」
娘「キャップに雄っぱいある」
デッドプール「MCU映画も所詮球体の中の世界かもな」
アル「おいコラ💢」
デッドプール「アルみたいなのを有害ファンと呼ぶんだぞ」
(この後球体が割れ世界は…)
【デッドプール:ジ・エンド】はこの辺事情も知ってると「ヒーローズリボーンにキャップのおっぱい😂ライフェルドの逆鱗ヤバい😂」と笑えるやつ!
(ロブ・ライフェルド氏を原案者と立てる謙虚なジョー・ケリー氏は軽く台詞に出しただけで馬鹿にはしてないし、2人の仲は良好だよ)
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